上脇博之「追及!民主主義の蹂躙者達」
2016年 01月 29日
帯の文句がいい。
「戦争法強行可決で日本はテロの脅威にさらされる国となってしまった。私たちは平和と民主主義を踏みにじることに加担した議員たちを忘れない!」
そして「戦争法賛成議員リスト付き」としている。
いうまでもなく先の戦争法は、憲法に違反し、立憲主義に反している。
このことは繰り返し私のブログでも書いた。
本書は、安倍戦争法の問題点を今一度わかりやすく整理している。
しかも、背景としてのアメリカの要求と財界政治を指摘し、また戦争法は国民全体を巻き込むことを、他の分野の問題点とも合わせて指摘する。
そして何よりも本書の最大の特徴は具体的行動として「落選運動」を提起していることだ。
ここがユニークであり、また、本書の目玉でもある。
上脇教授は、落選運動の法的解説を詳しくする。
つまりそれは、あらたな民主主義運動であり、決して選挙運動ではない。
(選挙運動とは大雑把に言えば当選させる運動)
選挙運動でないから、落選運動は選挙中でも行える。
…とまあこのように色々と落選運動を進めているのである。
無論、注意事項も書かれている(それは当選運動ととられないこと)。
公選法の適用を受けないとき、ダイナミックは民衆の行動がとれることは、昨年5月の大阪都構想選挙が示している。
(W選挙は公選法のしばりでショボい選挙であったが…)
だからこそ、上脇教授は、戦争法賛成議員リストをつけて、全国的に落選運動を呼びかけているのである。
上脇教授の呼びかけに全く異存はない。
とすると、私は、大阪選挙区ですから…。
「戦争法賛成議員・石川ひろたかを落選させよう!」