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by kazuo_okawa
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福島みずほ議員のクリスマスプレゼント

12月25日、大阪府立大学で労働法の講義をしていたときである。
その終了間際に私の携帯に電話がかかってきた。
誰かと思えば、福島みずほ参議院議員である。

これまで職業紹介しなかったあいりん職安について、厚生労働省担当者は福島議員に、
「通達を出して来年4月からあいりん職安でも職業紹介を始める」と伝えたいう。

朗報ゆえに福島議員はいち早く私に知らせてきたのである。

そもそもあいりん職安は、その本来の役目たる職業紹介をせず、そのために、
いわゆる闇手配師が跋扈し、ピンハネや過酷な労働条件を強いられるなど
釜ケ崎は無法地帯であった。
2011年福島原発被災の際に、あいりん労働者が騙されて福島に連れて行かれたこともある。

こういう現状を変えるために釜ケ崎地域合同労組委員長稲垣浩氏らが国家賠償請求訴訟などの形で裁判に訴えた。
2014年4月16日に大阪地裁は、職員の「過失」を認めず、結果的には被告を救済して原告敗訴としたものの、
理由中では「合法」と主張する被告の主張をことごとく否定し、職業紹介しないあいりん職安行政の運用は「違法」と断罪した。
この意義は極めて大きい。
判決は地裁で確定し、その後福島みずほ議員、服部良一元議員らが動いて頂いて、今回の朗報につながったわけである。

私達の裁判の結果、制度を動かしたのであり、福島みずほ議員のニュースは実に嬉しいクリスマスプレゼントである。

無論、目的は無法地帯を無くし、労働者の人権を守るところにある。
来年4月以降の運用を注視する必要はあるだろう。

【4月1日追記】
2016年4月1日の朝日新聞夕刊に
「あいりん職安始動」
「裁判結果受け、厚労省が見直し」との見出しの元に
判決を受けてあいりん職安で職業紹介が始まったことを報じている。
この裁判の原告稲垣さんは早速申し込んだとのことである。



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by kazuo_okawa | 2015-12-25 22:20 | 出来事いろいろ | Trackback | Comments(0)