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by kazuo_okawa

初代叡王は、山崎隆之八段!

叡王戦決勝戦は山崎八段が制した。
栄えある初代叡王である。
すでにブログに書いたが、山崎の気迫が上回ったということだろう。
おそらく関西若手棋士の「兄貴分」としては、後輩糸谷、豊島らの活躍に思うところがあったに違いない。
かつて山崎は、前竜王糸谷の活躍を評して、それは豊島七段の活躍が「エンジン」になったと述べていた。
しかしそれは、山崎自身にも当てはまるのであろう。
今回の山崎の気迫はそのようなことを感じさせる。

それにしても、今回の観戦ほど不思議な空間に包まれたことはなかった。

それはポナンザの評する評価価値が一手ごとに示されたからである。
コンピュータソフトの終盤の読みは人間以上である。
従って、終盤の評価はかなり信用がおける。

例えば、第一局。
終盤郷田王将のポナンザ評価は3000点台を示していた。
通常この点数は、必勝形である。
しかし、郷田に悪手が出る!
その瞬間、ポナンザ評価値は、パラパラっと減少していき一気に200点台に大きく減った。
この瞬間、控え室に悲鳴が上がったという。
つまり、逆転の瞬間が、リアルに、瞬時に分かるのである。

第二局でも同様のことはあった。
一転、二転し、優勢の山崎が87龍と成り込んだときである。
山崎の評価値は大きく下落した。
つまり、悪手である。
しかし、人間にはすぐには分からない。
解説者の「これは何ですか。そうか、このあとこうすれば、ここで『王手龍』が出るんですね」と解説されて初めてその悪手の意味が分かる。
しかし、1分将棋の中、その後郷田はその絶妙手『王手龍』に気付かず、またしても悲鳴が上がる。

そもそもプロ同士の将棋はどちらが勝っているかは、なかなかわかりにくいものであった。
そのため、解説者の力を借りて、そして自分なりに考えて、楽しむ。

しかし、この叡王戦は、瞬時に、リアルに、悪手を判断するのである。
ということは、考えなくても楽しめるのである!!

これは、未来に向けて、将棋観戦ファンの見方が今後大きく変わっていくことを予感させる。

実に不思議な感覚である。
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by kazuo_okawa | 2015-12-14 18:43 | 将棋 | Trackback | Comments(0)