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by kazuo_okawa
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号泣議員の欠席を批判するよりも、政府の欠席こそ批判すべきだろう

25日のテレビを見ていると、政務活動費を騙しとったとして詐欺などの被疑事実で起訴された野々村竜太郎氏のニュースがあまりにも賑やかしい。
つまり、24日に野々村氏の初公判が開かれる予定だったが、本人が欠席した。
本人は出廷する予定だったが、報道関係者が自宅を取り囲み「家を出られない」との理由で欠席したという。

これはこれでそれなりに報道価値があるのかもしれない。

そうであれば、国民に大きく影響する次の事実こそ、もっと批判的に大きく報道すべきだろう。

国連人権理事会のデービッド・ケイ特別報告者(表現の自由担当)が12月に予定していた秘密保護法等の日本での現地調査が、日本政府の要請で突如延期になったという。
ケイ氏は2013年に成立した特定秘密保護法の現状などを調査する予定だった。

政府の説明は、調査自体は受け入れるが「予算編成作業などで十分な受け入れ態勢を整えることが困難なため」「国会開催中もやめてほしい」と延期を求めたという。

何のことはない。
要するに、政府は来年の参議院選挙までは止めてほしい、というわけだ。
これほど身勝手で、また政治的で、しかも国民を舐めた話はないだろう。

予定通りに、ケイ氏が12月1日から8日まで日本政府やNGO関係者と会い、表現の自由に関する調査をしていたら、来年参議院選挙前に、日本の「不自由さ」が指摘されていたであろうことは間違いない。

世界の人権水準レベルで見たとき、日本の法制度のひどさは、政府自身が知っている。
だからこそ、参議院選挙前の調査は困るわけだ。
だからといって身勝手な延期は許されない。

これではまるで号泣議員と同じである。

号泣議員が、裁判を欠席するのは自分勝手でおかしいと批判するのはいい。
しかし、そうならば、同じように、いや国民への影響力を考えればもっと大きい、政府の調査延期の方を、勝手だと批判すべきでしょ。

この、政府の勝手な延期をもっともっと大きく批判してほしい。
国会開催中だって何の支障もない。
秘密保護法が2013年成立ということを考えると、もっともっと早く調査されるべきである。

号泣議員を取り上げたマスコミは、少なくとも同じように、この問題を取り上げてほしい。

【2016年2月4日追記】
このブログを私の事務所報に載せたところ、こういう事実を知らなかったとの感想など結構反響があった。おそらく多くの人が批判の声を上げたからだろう。2月4日本日、国連の表現の自由特別報告者デビッド・ケイ氏の日本公式訪問が本年4月12~19日に実施されると公表された。遅ればせながらであるが喜ばしい。秘密保護法廃止の一助となってほしい。
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by kazuo_okawa | 2015-11-26 21:38 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)