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by kazuo_okawa
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書店への「偏向」(?)攻撃を助けるために

朝日新聞11月5日付け朝刊によれば、
東京・渋谷の「MARUZEN&ジュンク堂書店渋谷店」が、「自由と民主主義」をテーマに開催していたブックフェアを、ネット上の「偏っている」といった批判を受けて一時中止した波紋が広がっている、という。
安全保障関連法制の国会審議を受けて「民主主義本」の売れ行きは好調だが、類似のフェアを開く書店は客の受け止め方に神経をとがらせる、と報じている。

ネトウヨらの攻撃は、本当にひどいものである。
気に入らないからといって、「表現すること」自体を攻撃するのは全く間違っている。

逆の立場で、書店に「嫌韓本」「嫌中本」の類が並んでいるとき、おそらく良識ある人達は眉をひそめつつも書店に抗議することはなかっただろう。

「私はあなたの言うことには反対だ。しかし、あなたがそのように発言することは守る」
という民主主義、表現の自由、を尊重する立場からすれば、当然のことである。

書店の「中立」問題はどう考えるべきだろうか。

書店は、公立図書館とは違う。
民間の一書店に過ぎない。
従って、基本的には「自由」である。
「右翼」本を並べる書店があってもいいし、「憲法」本、を並べる書店があってもいい、と私は思う。
あの書店はこういう性格だ、という方が、読者にとってはむしろ有り難いかも知れない。

無論、書店は、「知る権利」や「表現の自由」と密接に関係するゆえ、「流通機構」の維持は前提である。
それさえ保持されていれば、A書店は右翼書店、B書店は左翼書店とあっても、それ自体は批判し得ない。

とすれば、私たちのなすべきことは、現行憲法を遵守する立場の書店や、その種の書物を売り出す、例えば「民主主義」フェアを応援すべきことであろう。

私は、この間、ずっと述べているのだが、今、一番簡単に行える「護憲運動」は
小林節、長谷部恭雄、木村草太ら憲法学者の書物を大ベストセラーにすることである。
ついでに私の著作「裁判と人権」(一葉社)も買って頂ければうれしいのだが…。
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by kazuo_okawa | 2015-11-06 23:14 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)