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by kazuo_okawa

勝利の女神は勇者に微笑む~羽生、王座防衛!

最強挑戦者と言われた佐藤天彦八段。
日経の観戦記を読めば、戦前予想で、佐藤の3戦全勝でタイトル奪取、と予想したA級棋士もいたとか。
何せ、名人挑戦者を決めるA級順位戦でただ一人無敗の全勝街道を突っ走っている。
佐藤の強さは群を抜いているのである。
それゆえ実際に対戦したA級棋士はその強さを肌身に感じて予想したのだろう。

そして63期王座戦5番勝負は3戦を終わって、佐藤の2勝1敗。
その流れで、4戦目に、佐藤は奪取すべきであった。
そこで、奪取出来なかったところに、私は、中村大地や豊島将之らと同じ展開をかぎ取ってしまった。

そして最終局。
またしても、佐藤の十八番、後手番横歩取りを、何と!羽生が受けて立っているでないか。
ニコ生のそのときのツイートが、観戦者の興奮を物語っている。
しかし、佐藤の得意戦法である。
序盤は佐藤が優位に進める。
そのときに、45手目、羽生の怪しげな86歩が飛び出す。
相手の攻めを呼び込む、予想外の一手である。
プロですら驚く一手であり、我々素人にはとうてい思いつかない!

後手番佐藤の優位がここから微妙に換わる。
58手目、羽生の飛車を封じ込める26の地点に佐藤が打ったのは、大駒角ではなくて、26香!
その瞬間羽生が攻める、55桂!

そして羽生はその後押し切った。
85手目27同金で投了。

何と言うことだろう。
中村大地、豊島将之、広瀬章人、そして佐藤天彦。
羽生は、20代の若手実力者を次々とはじき返している。

羽生の強さは何とも形容のしようがないが、この佐藤戦で、相手の得意戦法に自ら飛び込むところに改めて、羽生の座右の銘を思い出さずにいられない。

「勝利の女神は勇者に微笑む」

羽生の将棋は、勇気を持つことが何よりも大事であることを教えてくれる。
だからこそ、多くの将棋ファンを感動させるのであろう。



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by kazuo_okawa | 2015-10-26 23:23 | 将棋 | Trackback | Comments(0)