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by kazuo_okawa
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11時間の過酷な取調!

フジテレビ系の「とくダネ!」という番組がある。
小倉智昭氏をメインキャスターとする人気番組である。
その番組の10月2日放送で興味深いアメリカの刑事事件が流れていた。
被疑者はアンジェリカという女性。
事件はアンジェリカの婚約者が趣味のカヤックで沈み、アンジェリカは10分に渡って湖に飛び込んで助けようとしたが間に合わず、婚約者はおぼれ死んだという。

マスコミは当初アンジェリカに同情的に報じた。

しかし一週間後、アンジェリカが、自分のヨガの様子や、事故の現場を鼻歌を歌ってドライブする姿などの動画をフェイスブックにアップして、一転して人々の疑惑を招いた。

ニューヨーク警察も婚約者の死を怪しむ。
婚約者の乗ったカヤックには栓の一部ががわざとはずされていた。
その為にカヤックは沈んだのである。
ニューヨーク警察が怪しんだのは、「10分間、湖に飛び込んで助けようとした」というアンジェリカの証言である。
何故なら水温は7度。
そのような冷水に2分以上浸かっていると、人は低体温症になるという。
しかし、アンジェリカには、低体温症の症状は全くなかった。
そこでニューヨーク警察は彼女を任意に呼んで、録音録画のもとで取調をしたところ、アンジェリカはついに、婚約者のカヤックの「栓をはずした」と認めたのである。

なかなかドラマチックな話であるが、実は私が指摘したい問題はここからである。

アンジェリカの弁護人リチャード・ポルテール弁護士は自ら、取調の録画テープを公開し、取調は過酷だと訴えたのである。

ここまで報道したあと、「とくダネ!」司会者陣は、「犯人であることは明らかでしょう」「弁護士は何で録画テープを公開したのでしょうか」と弁護士の活動に疑問を投げかけていた。

まあ、日本人なら当然の疑問でしょう。
長期間の取調を日本人は当たり前と思っていますからね。

しかし、世界的には違う。

アンジェリカが「栓をはずした」と認めた際の取調は11時間である。

しかし、ポルテール弁護士はこれを「過酷」と主張した。
重要なのはこれをマスコミに公表したのは、「取調11時間」で過酷という訴えをすれば、市民は共感してくれると確信しているからに他ならない。

取調時間が11時間。
これで過酷なのである!!

日本では、通常23日間逮捕勾留され、その期間、取調を受ける。
また多くの日本人がそれが当たり前と思っている。

これがどんなに異常に長期間で過酷であることか。

日本の異常な実状が、もっと、もっと、知られなければならない。
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by kazuo_okawa | 2015-10-07 21:54 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)