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by kazuo_okawa
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「英語の害毒」をお薦めする!

言語学者の永井忠孝氏「英語の害毒」(新潮新書)の新著である。

かつて本多勝一氏が、「英語帝国主義」を訴えていた。

日本語は、万進法(4桁区切り)なのに、例えば「2,015」のように3桁区切りして英語式にしたり、「姓名」の日本語順を、ローマ字にするときわざわざ「名姓」とひっくり返す。
もはやこれ自体、日本人・日本語の精神を失っている。
本多氏の指摘に、私は大いに共感しているのだが、本書はそれをまとめた本と言える。

日本人の多くは英語を必須能力と捉えている。
書店に並ぶ英会話本や、欧米で英語でやたら演説したがる安倍首相の通り(とはいえ彼はアジアでは日本語だが)、英語コンプレックスとしか思えなくらいに英語だらけである。
しかも英会話重視の教育はさらに低年齢化し、「日本語禁止」の企業まで登場する始末である。
恥ずかしいとしか言いようがない。

それが「自発的な植民地化」への道であることに気付いていない。

本書では、気鋭の言語学者がデータに基づき英語の脅威を徹底的に検証する。
「企業は新人に英語力など求めていない」
「アジアなまりの英語(ジャプリッシュ)こそ世界で通用する」等、貴重な指摘もある。

安倍首相のような英語帝国主義にならないためにも、
本書を広くお薦めしたい。
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by kazuo_okawa | 2015-09-28 23:14 | 本・書物 | Trackback | Comments(0)