私の趣味やニュースの感想など好きなことを発信するブログです


by kazuo_okawa
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

異常事態の警察の介入!

戦争法案の強行採決と共に、警官のデモ弾圧は問題である。
と同時に、警官が国会議事堂に立ち入るという異常事態も生じている。

弁護士有志が抗議の声明を発表しているので以下の通りお知らせする。


警察官の議事堂内立ち入りに抗議する弁護士有志声明

 平成27年9月16日午後10時過ぎ、警視庁警備課の私服警察官1名が参議院内に入り、第一理事会室前に多数いた野党議員の間に強引に割り込むなどして、いわゆる安保関連法案を審議する参院特別委員会の鴻池祥肇委員長の通路を確保しようとした。 

今まで議案の審議に際して議事堂内に警察官が導入されたのは、昭和29年6月3日に警察官職務執行法の審議において野党議員が議長席等を占拠した際200人の警察官が導入された事例及び昭和35年5月19日に日米安保条約改定に伴う会期延長に反対する議員が議長室前廊下を占拠した際に500人の警察官が導入された事例の2件のみであり、警察官が議事堂内に立ち入ることが極めて例外的な異常事態であることは明らかである。

 参議院規則218条本文は「衛視は、議院内部の警察を行う。警察官は、議事堂外の警察を行う。」という原則を明記し、議院内部の警察は国会の衛視が担当することを定めている。これは、立法府たる議院の自律性を確保するためである。

 そして、同条但書は「議長において特に必要と認めるときは、警察官をして議事堂内の警察を行わせることができる。」と定めている。  

 しかし当該警察官に対しては議長からこのような指示がなされた形跡はない。議長の指示もないまま警察官が議場内で警察活動を行っていたとすれば議院の自律性を侵害する大問題である。

また、仮に議長がそのような指示をしていたとしても、やはり大きな問題がある。立法府である参議院の自律性を維持するためには、行政権の介入を排除しなければならないのが大原則である以上「特に必要と認めるとき」とは、衛視による警察権では議院の秩序を保つことができないことが明白な事態でなければならない。この点、当時の状況に照らすと、かかる事態は認められない。従って、参議院議長が警察官に議事堂内の警察を行わせていたということであれば、参議院議長の職権の濫用であり、参議院の自律性を侵害する極めてゆゆしき事態である。

 特に良識の府とも称される参議院は、政府与党とは一線を画する必要性も特に高い。もしこの警察官の導入が、今国会での成立を強行したい政府与党の意を受けたものであるなら、議院の自律性を揺るがすものである。

 現在国会にて審議中の安保法案の内容については、憲法違反であることが元・最高裁判所長官の山口繁氏を初めとする多くの法律家や学者によって指摘されており、憲法違反であることは明白である。

 今、参議院がすべきことは、警察官を導入して野党議員の活動を封じようとすることではない。

 今、参議院がすべきことは、法案を憲法に適合するものに修正するための審議を充分な時間をかけて行なうこと、あるいは、改めて立法事実の存在から問い直し、本法案を廃案にすべきではないかを検討することである。

                        弁護士有志一同
                            2015年9月17日
[PR]
トラックバックURL : http://okawakazuo.exblog.jp/tb/23689543
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
by kazuo_okawa | 2015-09-19 00:39 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)