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by kazuo_okawa

寝屋川中学生遺棄事件と監視カメラ

ここ数日マスコミからの問い合わせがある。
寝屋川市で中学生2人が「殺害」されるという大変痛ましい事件が生じた。
監視カメラで被疑者が特定され、またこれを機に、監視カメラを増設しようとする動きがあることから意見を聞きたいという。

私は、監視社会や監視カメラの濫用に反対し、西成監視カメラ撤去訴訟などを担当してきたからである。
だからこそ意見を聞きたいという。

監視カメラが、犯罪捜査に役立つことは否定し得ない。
しかし今の状態は、監視カメラの民間設置は全く無制限である。

そもそも監視カメラで道行く人を撮影することはそれ自体がプライバシー侵害である。
このことは西成監視カメラ撤去訴訟判決で認められそれは最高裁まで維持されている。
つまり勝手に他人を撮影してはいけないのである。
加えて監視カメラの撮影は対象人物の行動監視という濫用の危険もある。
そうである以上、これらの危険を前提にした上で、法整備しなければならない。
つまり、撮影の条件、撮影した録画ビデオの利用など法規制をかけるべきと思っている。

一方、無批判に監視カメラを増設すればよいというものではない。

犯罪防止の点でも、
「犯罪者」が監視カメラ前で犯罪をすることは少ないであろう。
しかし、より根本的に犯罪を防ぐ手立てを考えなければ、犯罪は(カメラ前からカメラの見えないところに)「移動」するだけである。
むしろ、監視カメラ増設でこと足れりと、根本的な犯罪防止が手薄になる可能性がある。
無批判に監視カメラを増設すればよいというものではない。

そのようなことを、記者の方に答えました。
うまくまとめてくださいね。
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by kazuo_okawa | 2015-08-29 15:07 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)