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by kazuo_okawa
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羽生を倒す若手棋士は誰なのか

7月15日、第86期棋聖戦五番勝負(羽生善治棋聖対豊島将之七段)は羽生棋聖の3勝1敗で防衛が決まった。
素人目だが全体を通じて、豊島七段の研究と積極的な攻めが見られたが、羽生棋聖が終盤逆転したという印象が強い。
タイトル挑戦3度目になる豊島七段に、私は結果を期待していただけに非常に残念である。

それにしても羽生は本当に強い。
しかも自分よりも下の若手に強い。
無論、羽生は全世代に対して強いのだが、とりわけ若手にとって羽生からタイトルを奪うのは至難の業である。
私の記憶では、羽生からタイトルを奪った(羽生よりも)若手の棋士は、久保、深浦、そして渡辺明くらいでないか。(いずれも文句なしの実力者である)

しかしこの三者よりも更に若手のクラスが羽生を倒さないと将棋界は面白くない。

現在進行中の王位戦は広瀬が挑戦中である。

そして近く始まる王座戦は、その挑戦者決定戦が、(棋聖戦挑決戦に続いて)再び豊島七段対佐藤天彦八段である。
どちらが勝っても羽生王座との一戦は興味深い。
(私は個人的には豊島を応援しているが…)

タイトルを奪取するには、実力、運のみならず、棋界の空気も重要である。
タイトルを奪取するだろうな、という暗黙の空気が持つ意味が大きい。
歴代の覇者、中原、谷川、羽生は若いときからそういう空気を持っていた。
豊島は久しくそういう空気を持っていた棋士である。
一方、天彦にもそういう空気が出てきた。

天彦は、ライバル豊島よりも先にA級に昇格した。
加えて、棋聖戦挑決戦に続いて連敗は許されまい。
一方、豊島は対羽生戦において、棋聖戦の雪辱を果たしたいはずである。

21日に行われる豊島七段対佐藤天彦八段の王座戦挑戦者決定戦は、将棋界の未来を占う大変大きな一戦である。
今から実に楽しみである。

【7月18日追記】
7月17日に行われたA級順位戦で佐藤天彦八段は若手実力者広瀬章人八段に勝利して順位戦2連勝となった。一方、豊島は羽生との敗戦に引きずるかと思われたが本日のJTプロ公式戦で強豪佐藤康光九段に鋭い攻め味で勝利している。21日はますます楽しみである。

【7月21日追記】
両者気合いの入った一番だったが熱戦の末、佐藤天彦八段が勝利した。豊島七段を応援していた者からすれば非常に残念である。竜王戦本戦トーナメントにおける対稲葉戦といい、豊島の果敢に攻めるのが見ていて気持ちいい。にもかかわらず勝利につながっていないが、おそらく豊島七段に何かが起こっているのに違いない。おそらくこのまま終わることはないだろう。一方、勝利した天彦八段には対羽生戦は期待が持てる。豊島の分まで是非とも頑張ってほしい。

【2016年6月11日追記】
佐藤天彦八段はその後、タイトル3度目の挑戦で絶対王者羽生に勝ち、名人位を奪取した。実に素晴らしい。



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by kazuo_okawa | 2015-07-16 21:28 | 将棋 | Trackback | Comments(0)