私の趣味やニュースの感想など好きなことを発信するブログです


by kazuo_okawa

羽生をめがける若手棋士

将棋名人戦で、羽生四冠が名人位を防衛した。
挑戦者行方尚史八段に四勝一敗の圧勝である。
朝日の「羽生、円熟の駆け引き」の記事(5月30日付)がよい。

二日目午後6時からの30分の夕食休憩は、考えても消費時間にカウントされない。
二日制大詰めのこの段階での30分は大きな鍵となるが、何と、羽生は行方との今期名人戦で(夕休前終了の第一局を除き)全て手番を握ったまま休憩に入っているという。
そして勝利した局はいずれも休憩後に放った一手が形勢を引き寄せたという。

何ということか。
改めて羽生の凄さを感ずる。
無論、夕食休憩は、手番を握った方が絶対に有利になるという単純なものではない。
夕休前に手番をもったときに、相手に考える時間を与えたくないからそのまま夕休まで自分の時間を消費するというのが作戦として効果的なのかどうかは不明である。
「夕休開けにミスをする」ということも少なくない。
夕休中に、考えたことが却ってアダになるとこもある。
そうするとまさしく羽生はその使い方がうまいのであろう。

行方は、第4局、第5局と好局を逆転負けした。
勝負の世界は非常である。
とりわけ第4局終了後の、ハンカチで顔を覆った行方の様子には言葉のかけようもない。行方には悪いが、やはり羽生を倒すのは、生きの良い若手であろう。

来週から始まる棋聖戦には、羽生棋聖に豊島将之七段が挑戦する。
3回目のタイトル挑戦であり、今度こそ勝利してほしい。

そして夏の王位戦は、広瀬章人八段対菅井竜也六段の勝者が挑戦者となる。
どちらが勝っても楽しみだが、私としては是非菅井六段に勝ち上がってほしい。
関西の若手であるからというだけでなく、彼は、既成の定跡にとらわれず、常にチャレンジし、斬新な一手に取り組んでいるからである。

豊島七段、菅井六段、是非とも頑張ってほしい。
[PR]
トラックバックURL : http://okawakazuo.exblog.jp/tb/23188478
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
by kazuo_okawa | 2015-05-31 15:33 | 将棋 | Trackback | Comments(0)