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by kazuo_okawa

憲法を変えるよりも、憲法を生かすべし!

5月1日に発表された、NHKの世論調査を見ると
憲法改正について、改正の必要ありが28%、必要無しが25%と、わずかに
憲法改正派が多い。
その一方、第9条(戦争放棄)については、改正の必要ありが22%、必要無しが38%である。

同様に5月2日発表の朝日新聞調査では、
憲法改正について、改正の必要ありが43%、必要無しが48%と、わずかに
憲法改正不要派が多い。
そして、第9条(戦争放棄)については、改正の必要ありが29%、必要無しが63%で圧倒的に9条維持派が多い。

朝日とNHKの違いは、アンケートの質問の仕方や、対象母数の違いなどに起因するものであるが、この違い自体が、マスコミの「世論調査」のいい加減さを物語る。

一番不思議なのは、第9条の改正は必要ないが、(他の)改正の必要はあるとの意見が少なからずいることである。
私はこれは単にマスコミの誤った報道に流されているとしか思えない。
第9条以外に何処を変えるのか。
(天皇制を変えるというなら別であるが)具体的にどの条項をどうするのか挙げてほしいものである。

おそらく市民にとってはどこも何ら不自由は無いはずである。

例えば、自民党が「国民に改憲に慣れて貰う」等と傲慢なことをいう例にあげられるのが「環境権」である。
確かに憲法に「環境権」の文字はないが、憲法が「環境権」を否定していることはないだろう。
自民党が真に、環境を守りたいと思い、「環境権」という権利を明らかにしたいなら、すぐに法律を作ればいい話である。
何故に法律を作らないのか。
本当に環境を守りたいからではないだろう。
そこに、自民党の真意が透けて見える。

むしろ、我が国では、憲法が十分に生かされていない。

憲法「改正」ではなく、憲法を生かす。

今、
必要なのはこちらである。
by kazuo_okawa | 2015-05-03 22:59 | Trackback | Comments(0)