安倍首相の「マスコミ支配」を許してはならない
2015年 03月 28日
私は帰宅してからルーティン的に「報道ステーション」をつけるので、
正確には覚えていない。
私よりも「正確」であろうと思える、インターネット上の記事を引用する。
(毎日新聞など非常に詳細なやりとりの再現記事もあるが)ここでは報知新聞(スポーツ報知)の記事を引用する。
「元経済産業省官僚の古賀茂明氏(59)が27日、コメンテーターを務めるテレビ朝日系「報道ステーション」(月~金曜・後9時54分)で、番組の降板についてキャスターの古舘伊知郎氏(60)と生放送中にバトルを繰り広げた。
古賀氏は、この日が最後の出演。番組半ば、古舘氏から中東情勢について意見を問われると「その前にちょっといいですか」と前置きし、話し始めた。
「(同局の)早河(洋)会長、(番組を制作する)古舘プロジェクトの佐藤(孝)会長の意向で、最後ということになりました。官邸の皆さんにもバッシングを受けましたが、それを上回る応援を受け、楽しくやらせていただきました」との暴露に、隣に座る古舘氏は動揺。「その話、私としては承服できません」と慌てて言葉を遮った。」
引用がやや長くなったが、古賀氏降板に、古館氏と古館プロジェクトがどういう役割をしたかは、私にはあまり興味は無いし、ある意味でどうでもよいことである。
無論、古館氏にとっては個人的にはそのジャーナリスト精神を問われかねない点で重要なのかもしれないが、我々市民にとって一番重要なのは、「官邸の皆さんにもバッシングを受けました」のくだりである。
ここが大変重要である。
つまり安倍首相が、マスコミを自ら思い通りに動かそうとしていることを示しており、これは実に驚くべき事態なのである。
憲法の保障する「表現の自由」「報道の自由」を正面から侵害している。
大変なことが起こっているのである。
これで思い出すのが、昨年4月12日、大阪弁護士会が鳥越俊太郎氏を招いた市民集会での鳥越氏の発言である。
その日体調不良を押して参加して頂いた鳥越氏は、安倍首相のNHK支配を始めとするマスコミ支配を悲痛に訴えられた。
私もこのブログで書いた。
鳥越氏は言う。
「心配なマスコミはNHKだけではない。
安倍首相はメディアの社長としょっちゅうメシを食っている。
そして、一方、テレビから、安倍政権を批判するコメンテーターが姿を消している。
例えば、ワイドスクランブルのなかにし礼。
元経産省官僚の古賀茂明。
森永卓郎は今やバラエティしかでない。
そして、私。鳥越にはテレビをやらせるな、となっているらしい。」
現にその後、鳥越氏はマスコミから消えた。
こんな事を許していいのだろうか。
そして、今、古賀氏である。
「I am not ABE」