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by kazuo_okawa

朝日杯将棋オープン戦、羽生の連続優勝!

優勝賞金1000万円と公開対局で知られる朝日杯は願ってもない決勝戦となった。
この日までにベスト4が決まり、本日2月14日に、準決勝、決勝と3局が
公開対局された。

決勝は伊藤真吾五段を破った羽生名人と
豊島将之七段を破った渡辺二冠のまさしく2強の対決である。
私自身は若手が勝ち上がってほしいとの思いも強く、その点は残念であったが、それだけ2強の壁は厚いということだろう。

決勝戦の駒は、升田第四代名人秘蔵の「虎斑」で、角(角行)の駒に升田がかじった跡があるという曰く付きのものである。
升田は朝日新聞社と縁が深かっただけに朝日杯の決勝にふさわしい名駒である。
そして、升田が何故角を噛んだのかは不明だが、角の働きに噛まざるを得ない思いがあったのだろう。

そのエピソードをもとに、解説山口恵理子女流初段は「この将棋で角の働きが見られるか」と見所を述べていた。

先手は羽生名人。
初手76,後手84で、誰もが矢倉と思ったであろうが、なんと3手目は56歩。
中飛車である。
渡辺も驚いたであろう、この瞬間、渡辺は天を仰いだ。

羽生が準決勝で破った伊藤は中飛車の使い手。
無論、準決勝の時は羽生は中飛車を使われた側である。
何を思ったか、羽生は、その直後の決勝戦で、その中飛車を用いたのである。
こういうところがオールラウンドプレイヤーである。

終盤、渡辺の角が84、93と強烈に二枚並ぶ。
これが羽生陣を睨むのだからその迫力たるや凄まじい。
しかしそのときに、羽生がその角筋を止めるべく、
渡辺の歩頭に香のただ捨ての駒を放つ。
75香!
これによって二枚角を封鎖するわけである。

実に見事な妙手であり、そのとき会場から拍手が起こった。

升田の「呪い」なのか、またしても角は涙をのんだわけである。

そして43桂成りで羽生の「手の震え」が出る。

かくて羽生は連続優勝となると同時に、歴代勝数が3位に躍り出た。
(1位は大山、2位は加藤一二三)
あまりにも見事なバレンタイン・デーである。
(羽生が史上初の七冠制覇したときもバレンタイン・デー)

羽生の強さには形容する言葉が見つからない。
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by kazuo_okawa | 2015-02-14 19:14 | 将棋 | Trackback | Comments(0)