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by kazuo_okawa

安倍首相の労働政策批判~労働組合の講演に呼ばれて

11月3日に労働組合(上部団体)の依頼で講演に行く。
対象は、労働組合幹部であり、そのため、「労働組合・労働協約の意義」が中心なのだが、近時の労働情勢を入れるため、当然、安倍首相の労働政策批判は避けて通れない。

言うまでも無く、安倍首相の基本は、新自由主義・規制緩和の「自民党方針」だが、これまでの自民党執行部と違うのは、安倍首相の場合、「戦前回帰」「戦争国家体制」が透けて見えることだろう。
アメリカの例を引くまでも無く、格差社会・貧困は、職を求めて「軍人」を生み出す。
日本でも「31歳フリーター・希望は戦争」のことは、以前、記した。
従って、労働法改悪は、他の諸問題(秘密保護法・集団的自衛権など)と実は同根なのである。

喫緊の最重要課題は、派遣法の改悪である。

当初、今週中に、衆院を強行採決しようとしていた法案である。
この派遣法改悪案は、業種制限も期間制限も取り払ってしまうというものであり、この法案が成立すれば、明らかに、正社員・正規職員の代替になるだろう。
そして、その派遣社員自身は、いつ契約解除(解雇)されるかもしれないという不安定雇用におかれる大変な悪法なのである。
このような改悪は決して許してはならない。

3日の講演でも同じような話をした。
聞き手の皆さんが熱心に聞いて頂いたのが嬉しい。

また、この組合からはここ何年かオファーが続いているのであるが、リピーターとしてお声がかかるのも実は大変嬉しい。

法律問題、憲法問題、労働問題などをできる限りわかりやすく話をし、そして皆さんと共に頑張りたい。
by kazuo_okawa | 2014-11-04 22:42 | 労働 | Trackback | Comments(0)