私の趣味やニュースの感想など好きなことを発信するブログです


by kazuo_okawa
カレンダー

放射能汚染のない未来へ(その2)~小出裕章教授と小野有五教授

2014年人権大会第一シンポの第2部は著名な学者の登場で盛り上がる。
まずは小出裕章京都大学原子炉実験所教授である。

脱原発に関心のある方で同教授を知らない方はいないであろう。
わかりやく、さすがにうまい。
「核燃料サイクル」が動かないとエネルギーにならない。
しかし放射性廃棄処分以下実際はいまだに動いていない。
高速増殖炉計画はそれ自体が無理であり、全ての国が撤退しているという。
しかるにいまだに日本では計画をあげている。

無論それは不可能ゆえに、変更に変更を重ねる。
変更する度に、その計画の実現が先になる。
小出教授は、「10年経つと20年先に逃げる夢」と皮肉る。

また小出教授は、日本はもんじゅだけでもすでに1兆円の金を捨てたと指摘し
1億円の詐欺をすると1年の実刑という日本の刑事裁判の量刑相場に照らせば、
1万年の実刑になると分かりやすい比喩をあげる。
小さな町工場で毒を流しただけでも警察が来るが
フクシマでは未だ誰も責任をとらない。
よく原子力村とよばれるがで、犯罪者集団であるから、私は原子力マフィアとよんでいる。

方策はもうない、原発を辞めるしかない。

小出教授は、若いときに原子力に希望を抱いて学者になったが
それが逆にいまや原子力発電はやめるしかないと絶望的になられた。

同様に、日本の裁判にも絶望していたという。
しかし、先の大飯原発の福井地裁判決は誠に素晴らしい、と
著名な「国民の生活こそが国富」という下りをあげる。
誠にまっとうな判決であり、これを決して無にしないこと、と締めくくられた。

第2部のもう一人の教授は小野有五北星学園大学経済学部教授である。

これまた図を駆使して分かりやすく説明される。

地震の起こる原因たる「プレート」が4つぶつかっているところは、この地球上にただ一つ日本しかない。
(これは誇るべきところと笑いを取られる)

日本以外の原発は、ほとんどすべて安定大陸の上にある。
(図示して分かりやすく説明される)

しかるに、日本は北米プレート、ユーラシアプレート、太平洋プレート、フィリピン海プレートと4つのプレートがぶつかっているという大変危険な変動帯なのである。
(何故、北米プレートというかと言えばアメリカとつながっているんですね、そのアメリカの圧力です、とここでも笑いを取られる)

地球上において、もっとも活発で危険な変動帯の上に原発を作ることがいかに危険かと繰り返される。

小泉元首相が見学した、フィンランドのオンカロは、カナダ、シベリア同様、岩盤である。
その強固な岩盤と比較して、日本は今でも変動帯でいかに危険か分かる。
ではフィンランドは安全か、確かに20万年地震はない、しかし氷柱の危険がある。
10万年に一度、氷河期学ることなどを考えると、
オンカロですら安全と言えないという議論があると紹介される。

小出教授、小野教授の話を聞いていると
安倍政権の進める原発再稼働はどこから見ても、ありえない話である。

安倍首相は、財界、原子力マフィアの声だけを聞くのではなく、
良心的な学者に耳を傾けるべきであろう。
[PR]
トラックバックURL : http://okawakazuo.exblog.jp/tb/22439692
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
by kazuo_okawa | 2014-10-03 00:03 | 出来事いろいろ | Trackback | Comments(0)