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by kazuo_okawa
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「棚橋弘至はなぜ新日本プロレスを変えることができたのか」

私の知り合いのT弁護士が「棚橋選手の最近の著書を読みましたが、すばらしいの一言でした」と絶賛していたのが、表題の著である。

彼が薦めるくらいだからと、早速購入して読んだ。
成る程面白い。

若き棚橋が、スーパースター武藤敬司の付き人だった頃、武藤に「お前は、俺にサインを求めに来るファンを断れよ」と指示される。
そして、実際に、武藤にサインを求めるファンに、棚橋が「すみません、今、食事をしているので」と断ると
何と、武藤が「いいよ、いいよ」とサインに応じるわけである。
これで、ファンは喜び、武藤の株は上がる。
つまり武藤はこういう芸の細かいことをしていたわけである。

まあ、こういうエピソードが面白いが
無論、本書の真骨頂は棚橋の生き方、人生論である。

新日本プロレス低迷期に、彼は、多くのブーイングを受けながらも
プラス思考(ポジティブシンキング)で生きようとする。
しかしそれでも繰り返されるブーイングの前に彼は落ち込む。

そんなときにプラス思考だけでは駄目と気づかされる。
つまり、プラス思考はともすれば、都合の悪い部分を見ないようにしてしまいがちゆえ
ポジティブシンキングする前に、まず「全てを受け入れる」ことが重要と教えられるのである。

彼がそういうことを気づいたエピソードも記されているのだが
実際に重要なのは、ちょっとした出来事から、深遠な意味に気付くかどうかである。
何ら気付かぬものが多いだろう。
しかし彼は、プラス思考だけでは駄目と気付くのである。
そこが素晴らしいところである。
おそらく彼は「プロレスをどうするべきか」ということを、常に、常に、考えていたからに違いない。

今日、新日本プロレスは再び活性期にあるという。
その為に、棚橋が努力してきた事柄は経営論としても面白い。

いや、何よりも、彼が常にどうするべきかと「思索」してきたということが一番心を打つ。
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by kazuo_okawa | 2014-08-10 18:46 | 本・書物 | Trackback | Comments(0)