KUMA京大奇術研究会の世界(その5)~世界を舞台に活躍するジャグラー池田洋介さんのこと
2014年 08月 03日
初めて池田洋介さんのことを知った。
大変素晴らしいパフォーマーである。
私自身は、マジックとジャグリングは別物と思っているので、余りジャグリングに関心はなく、その方面の知識もなかった。
とはいえ、後輩の皆さんから彼の異能ぶりを教えて貰い、その後、インターネットなどで調べると、確かに素晴らしい。
彼のホームページには、彼の代表作「Hello Goodbye」がアップされており、直ちに鑑賞することが出来るが、その作品に彼のセンスが出ている。
ジャグリング自体が素晴らしいが、マジック風味がスパイスされているところがお洒落である。
ホームページにはジャグリング以外の記事もあり、いずれも惹きつけられる。
掲載されているエッセイ集(「発見」の項目が面白い)、「池田洋介のアイデア」が興味深い。
「役に立たない数学用語事典」は彼が数学講師として、多くの若者を相手にしてきたからか、例えがうまく(「女湯」「コンパの男女比」「美味しんぼ」「ウルトラマン」など)、しかもセンスに満ちている。
彼の考えは、「ジャグパル」のインタビューや、「日本クロースアップマジシャンズ協会」の機関誌「The Japanese Majical Arts Forum」の創刊号にも出ているが、こちらも面白い。
子細は省略するが、彼が、常に「思索」してきた人であることは分かる。
彼の実演の見るのが今から大いに楽しみである。