人気ブログランキング | 話題のタグを見る

私の趣味やニュースの感想など好きなことを発信するブログです


by kazuo_okawa

勝又清和六段「新手ポカ妙手編」(2013年版)の楽しみ

「将棋世界」(2014年7月号)の付録が
表題の超ミニ冊子である。
毎年この時期に出るお楽しみの付録である。

表題通り昨年(2013年)の、新手・ポカ・妙手が厳選されている。
全39問の「次の一手」問題形式になっているので
電車の移動時間などに、問題を解きながら読むのに適している。

第1問、第2問はそれぞれ、森内名人(当時)の3七銀「ポナンザ定跡」と
渡辺竜王(当時)の2二玉「香損定跡」である。
こういう著名な一手は、昨年の一局を思い出させる。

というように電車中などに、少しづつ解いており
(といっても実際はなかなか解けないのだが)
例年冒頭に出てくる佐藤康光九段が出てこない。
「現代の升田幸三」と言われる彼は大抵冒頭第3問くらいまでに出ている。
と思っていたら,第7問以下に登場となった。
やはり毎年の常連が出てきて安心する。

一方、菅井、稲葉、豊島といった若手が出てくるのは嬉しいし
大石六段が連続して出ていることから昨年の活躍を思い出す。
まさに、一年を振り返る一冊でもある。

そしてラストが羽生マジック!
実戦であるにもかかわらず、作為的に作られた「次の一手問題」のような妙手である。

これだから観戦将棋は辞められないのである。
by kazuo_okawa | 2014-07-02 23:11 | 将棋 | Trackback | Comments(0)