私の趣味やニュースの感想など好きなことを発信するブログです


by kazuo_okawa

そして、日本の富は略奪される

エコノミスト菊池英博氏の新著
「そして日本は略奪される-アメリカが仕掛けた新自由主義の正体」
(ダイヤモンド社)が出版された。

菊池氏は、新自由主義の財政政策に反対し
消費税増税にも強く反対する。
増税反対の根拠は、日本は決して「赤字国」ではなく
対外的に世界最大の純債権国であるというところにある。
国の財政収支はいわゆる一般会計だけで見るものではない。
「剰余金」「積立金」などの特別会計も含めてみれば
日本は決して「赤字」でないのである。

実は私は4年前に菊池氏の講演を聞き、当時思ってもいなかった視点に説得力を感じた。
そこで、その後、3/11震災後に、大阪弁護士会法友倶楽部のシンポジウム
「復興財源と雇用創出」のパネリストとして、更には
大阪弁護士会の講演の講師にお招きした。

そもそも「自由」がはびこれば力の強いものが勝つ。
「自由」の名の下に「関税障壁」を取っ払えば
アメリカが日本の富を収奪すると言うことは何となく想像出来るところである。

同氏の新著は「超金融緩和、消費増税、TPP」で日本の巨額マネーが
アメリカに略奪され、日本では「格差社会が益々拡大する」ということを
具体的に丁寧に説明したものである。

ところで菊池氏は、2012年3月2日の衆議院予算委員会で
民主党推薦の参考人として呼ばれ、「日本は『赤字』でない」
「消費増税は不要である」「日本のデフレは恐慌型であり、
消費増税でなく、政府主導の金融フォローしかない」との意見を力説した。
しかし安倍政権は、菊池意見の内、消費増税は不要だ、
というような自己に都合の悪い意見は目にもくれず、
政府投資など自己に都合の良いと事だけをつまみ食いした。

ズルいというか、たくましいというか、何というか、あきれてしまう。

横道にそれたが、皆さんに、本書を、是非お薦めしたい。
[PR]
トラックバックURL : http://okawakazuo.exblog.jp/tb/21714984
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
by kazuo_okawa | 2014-02-23 02:04 | 本・書物 | Trackback | Comments(0)