私の趣味やニュースの感想など好きなことを発信するブログです


by kazuo_okawa
カレンダー

おかれた場所で、力を尽くせ

朝日新聞の「BE」という土曜特集記事(7月27日付け)を読んでいたら
著名な社会学者・上野千鶴子の人生相談の回答が
出ていた。

その大きな見出しが
<「いま・ここ」でできることを>
である。

皆さん、なにやらよく聞く言葉と思いませんか。

そうですね。

一つは、東進ハイスクール林修先生の流行語、
「いつやるか、今でしょ」

そしてもう一つは
渡辺和子師の110万部大ベストセラー
「おかれた場所で咲きなさい」

無論、私は、上野先生が流行をパクっていると言いたいのではありません。
むしろ上野先生の論考にはいつも感心しています

私の言いたいのは、社会学者上野先生ですらこのように書くとおり、
これが、時代の空気だと言うことです。

一方、私は、宮崎駿氏の「風立ちぬ」についても、ブログに
色々と書いてきましたが、実際、「風立ちぬ」はヒット作となり
そのメッセージは「力を尽くせ」です。

いまの「はやり」を並べるとこうなります。

「おかれた場所で咲きなさい」
「今でしょう」
「力を尽くせ」

正直なところ、それぞれのメッセンジャーには
私は心から敬意を表し
またその発言にも大いに賛同するところがあるものです。

しかしこう並べるとどうでしょうか。

おかれた場所で力を尽くせと言うのですから、
「目の前の体制を変えよ」
「社会を変革せよ」
というものではありません。

自らの不遇を感じたとき
「社会を変えよう」というのではなく、
さらにその場で努力せよというのは
結果的には、体制の存続派には都合のいい話です。

おかれた場所で咲きなさい、
力を尽くせ。

先に述べた通り
論者の思いには、共鳴をおぼえます。

しかし、これらをまとめて聞くと
私は、なにやら危険な雰囲気を感じてしまいます。
[PR]
トラックバックURL : http://okawakazuo.exblog.jp/tb/20928497
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
by kazuo_okawa | 2013-08-14 02:18 | 出来事いろいろ | Trackback | Comments(0)