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by kazuo_okawa

龍谷大学生にみる質問方法の傾向について

龍谷大学法学部に講座を持たせていただいて18年目になります。
いつの年でも、学生からの質問や意見は大いに歓迎しています。

意表をつく質問や斬新な意見ほど嬉しい。
いろいろな意味で(最近の若者はそう考えるのか、という意味でも)
こちらも勉強になることもあります。
その意味でも思いついたことはどんなことでも質問してください。

意外性・独創性があればあるほど大歓迎です。

さて以上は前書きで、本稿の主題は、質問の仕方です。

私は、龍谷大学での講義が終わると、本業(弁護士業)のため
直ちに大阪の事務所に戻ります。
そのため、質問はできる限りメールでしてほしい、と学生には伝えています。
学生にとってメールのやりとりは手慣れたものです。
無論、講義直後、教室で質問を聞くことも少なくありません。

そこで皆さんにクイズです。

実は、年によって、メールの質問が多い年もあれば、
授業終了後の直接の教室での質問が多い年もあります。
今年は、メールでの質問は少なく、授業終了後の直接の質問が多い年です。

さてそれは何故でしょうか。

皆さんその理由がわかりますか。

答えは、教室の構造です。

出入り口が教室の後方にあるときは、講義終了後、わざわざ講師のいる壇上まで
前に近づいてきて質問する学生は少ない。
そこでメールの質問が増える。
一方、出入り口が前方にあるときは、前方に歩いていくため
帰り際、自然に講師に近づき、私に声をかけて
「先生、こんな場合はどうなりますか」と簡単に質問できるわけです。

種明かしすれば簡単な理由ですが、
ちょっとした違いで、質問方法ががらっと違うので本当に不思議です。

とはいえ、このようにブログにあげたので、今後は違う傾向がでるかな。
by kazuo_okawa | 2013-04-27 23:16 | 大学あれこれ | Trackback | Comments(0)