私の趣味やニュースの感想など好きなことを発信するブログです


by kazuo_okawa
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豊島、無傷の5連勝!

今期A級リーグ戦、豊島八段がただ一人連勝を続けているが、本日深夜、強豪深浦九段相手に勝ち星を重ねた。

序盤は、相変わらず、早い、早い。
50手目、深浦の47歩成りが中盤の山場。

豊島は本日唯一の長考、93分考え、同金というような相手をせずに「と金」を放置したまま、33銀と放り込んだ。
いやあ、こういうところが観ていて実にスリリングであり、面白い。

そしてAbema横山泰明六段の名解説により、豊島の天才ぶりが際だつ。
何故に、85手目、31竜でなく、81竜なのか。
また86竜きりなのか。
無論、他にもきめ細かい手、慎重な手、深い意味の手などの意味を解説する。
こういう妙手は名解説あってこそである。

そして迫力の終盤。
深浦の怪しげな手にも、豊島は正確に対応する。
ここも見応えがある。

最後は、豊島が見事に勝ちきった。
観ていて面白い!そして、実に強い!

豊島八段にとって、深浦九段は王将リーグ戦最終局の相手でもある。
このままの勢いで、王将戦、名人戦いずれも挑戦者になってほしい。


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# by kazuo_okawa | 2017-11-17 00:24 | 将棋 | Trackback | Comments(0)

模写を見分ける方法!

報道ステーションを見ていると、巨匠レオナルド・ダ・ヴィンチが描いた幻のキリスト画「サルバトール・ムンディ」(救世主)が11月15日、アメリカ・ニューヨークの競売で、4億5031万2500ドル(約508億円)で落札されたというニュースが流れていた。

額も額だが、本物なのか?と思ってしまう。

そう思ってみていると、模写を見分ける方法が説明されていた。

模写には「あるべきものが無い」という。

それは何か。
「描き損じ」だという。

現代の技術では、表面の「絵」のみならず、「絵」の下に隠された(絵を描く前の)デッサンや図柄などもX線で調べうる。
「本物」はときには、「描き損じ」その他の理由で、元の絵を変えて、その上に「別の絵」を書くことがあるという。

ところが模写には当然ながらそういう「描き損じ」はない!

ニュースを見ていて、思わず、「銀星号メソッド」ではないかと思ったものである。

「銀星号メソッド」とは、ご存じシャーロック・ホームズの推理法の一つである。
「ない」ことに注目するその手法は他の分野にも活かされるという評論を書かせて貰った(拙著「ホームズ!まだ謎はあるのか」(一葉社)参照)。

たまたま本日、大阪地裁の書店の店員さんに拙著の事を尋ねると「弁護士さんが買ってくれていますよ」とのこと。
同業者が買ってくれているのは本当に有り難い。

ダ・ヴィンチのニュースと共に何やら嬉しい一日でした。


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# by kazuo_okawa | 2017-11-16 23:05 | ミステリ | Trackback | Comments(0)

安倍政権が、国会での野党の質問時間を削減し、与党分を拡大することを主張していた。

国会における野党質問は政権監視には必要不可欠であり、自民党が野党時代に、野党8対与党2に配分されたことも言わば当然であった。
それが自ら与党になると、与党の質問時間を多くせよというのであるから、実に見勝手なものである。
どう考えてもモリ・カケ安倍首相に対する、厳しい追及を避ける狙いがあるとしか思えない。

さてそのような議論のあと、本日の衆議院文科委員会では、与党1対野党2の時間配分で行われたが、ではその与党の質問はどうだったか。

質問のトップバッターに立ったのは、ヤンキー先生で名を挙げた義家弘介文科副大臣である。
彼は先の通常国会で、徹底的に加計学園を擁護し、文科省内で内部告発した職員を国家公務員法の守秘義務違反で告発するという「脅し」とも受け取れるかのような答弁をした事で知られる。

言わば、国民が「安倍首相がお友達の加計氏に優遇したのではないか」という疑問に「真摯かつ丁寧」に答えるのではなく、勇気を持って内部告発した文科省の職員を脅す発言をしているのである。

まあ、ヤンキーにふさわしいと言えるだろう。
(もとい、ヤンキーに失礼なので撤回する)

そんな、義家氏ゆえ何を質問するかと言えば、野党・メディア批判である。
あまりにも情けない。
安倍ヨイショが透けて見える恥ずかしい質問で、こんな質問はいらない。

いや、元教師の義家氏であるから、きっと、与党の質問時間は意味がないことを身をもって示したのだろう!!

【追記】
野党の質問で、獣医学部認可4条件が満たされていない疑惑は更に深まった、といえるだろう。
普通に本日のやりとりを聞けば、野党にもっと追及時間を与えるべきだと思うだろう。安倍シンパでなければ…。




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# by kazuo_okawa | 2017-11-15 22:09 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)

選挙が終わると…

本日の朝日新聞朝刊を見れば一面に、「高収入の会社員増税案」と出ている。
選挙が終われば早速これである。

その増税の手法は、基礎控除は引き上げるものの、いわゆる経費控除の上限を年収に応じて引き下げ、その結果、高収入会社員の増税になるという。
ひどい話である。

一方の大企業にどれだけ税制を優遇しているか。
空前の景気拡大が続いていると政府は主張するが、全て大企業の内部留保が蓄積されているだけの話で、会社員には回ってこない。
アベノミクス=トリクルダウン説など信じている者はもはやいないだろう。

そんな中での会社員に対する増税案なのである。

しかも安倍政権が目論む「残業代ゼロ法案」は今のところ、高収入労働者を対象としているが、対象が広がらない保障は全くない(おそらく、制度が実現すれば収入要件などいずれ引き下げられるだろう)。
安倍自民党は、選挙公約に「働き方改革」として挙げていたから、この「残業代ゼロ法案」は安倍政権によって強行される危険がある。

いやはや一体全体、5500万人労働者は怒らないのか!

何故に先の選挙で安倍政権を勝たせたのか。

全く不思議としか言いようがない。


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# by kazuo_okawa | 2017-11-14 22:14 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)
里見香奈女流王座に加藤桃子女王が挑戦する第7期リコー杯女流王座戦五番勝負第2局が、11月11日(土)に大阪府大阪市「芝苑」で行われた。

「芝苑」というところは実は当事務所のすぐ近くにある高級料亭である。
常時使うには高級すぎるが、事情に応じて時には使ってきた料亭である(一番ビッグな相手は、かつて私が大阪弁護士会役員であったころ、国連規約人権委員会委員長をこの料亭で接待し、歓談させてもらったことである)。

その「芝苑」で将棋の公式戦があるとなれば、機会あればぜひとも参加したいと思っていたところ、今回は、都合よく予定が空いていたので参加した。

実は女流棋戦の観戦は初めてであったが、なかなか面白かった。
里見王座と、加藤女王は女流のトップ2であり、戦型も対抗型である。
他の棋戦同様、観戦そのものが面白く迫力あるし、入れ替わり立ち替わりの解説も面白い。

もしも違うところがあるとすれば、観戦者の1~2割であろうか、
高級カメラで、(解説者も含め棋士をパシャパシャ撮影していることである。

まあ、女流棋士も美人が増え、あたかもアイドルの追っかけのような雰囲気であるが
何が理由であろうと将棋ファンが増えるのは嬉しい。

そういった事を除けば、将棋観戦は実に楽しいと、改めて思い起こさせるのである。

【13日追記】
芝苑のホームページに「将棋だより」というブログコーナーがある。
将棋ファンにはなかなか面白い。
と同時に、将棋普及に努力されている若女将さんに感銘する。
何せ、普段の芝苑料金を考えれば、将棋観戦料金は実にリーズナブルである。
おそらく、将棋普及を第一義に考えておられるのであろう。
だからこそ、東京、神奈川など遠方からの参加者や、リピーターが多いのもうなづけた。
そしてブログ、この女流王座戦も、写真共々きちんとその様子が述べられている。
大盤解説の写真で私の後ろ姿が写っていたり、棋士と「おやつ」のコーナーでは、糸谷八段と談笑している様子も写して頂いた。
「おやつ」を食べお茶を頂戴するという、短い時間であったが、糸谷八段との会話は嬉しい。
いずれも当日を思い出して、楽しいものである。
さてその糸谷八段が、王将戦リーグ戦で、ここまで無傷のライバル(といっても勝敗では豊島が引き離しているのだが)豊島八段と対局し、そして糸谷が豊島に黒星をつけた。
私は、豊島が本日、挑戦者と決めるだろうと思っていたので、いささか残念である。
まあ、その分、王将リーグ戦最終一斉対局が楽しみともいえるのであるが…。



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# by kazuo_okawa | 2017-11-11 23:57 | 将棋 | Trackback | Comments(0)
自治体や民間業者は、日ごろ映している監視カメラ映像を、警察から求められれば殆ど無批判に提供しているのが現実である。

しかし、兵庫県宝塚市は、市が設置している防犯カメラの画像を捜査機関に提供する場合、犯罪を計画段階から処罰する「共謀罪」の捜査については裁判所の令状がなければ応じないことを決めた、という。

この問題をどう考えるかについて朝日新聞記者から取材を受けた。
まず、共謀罪という犯罪自体が、憲法違反の疑いのある大変問題ある「犯罪」であることを説明する。
そして警察への無批判の提供は問題であるところ、それに縛りをかけるという姿勢自体は正しい。
宝塚市が、共謀罪捜査に関しては原則として、警察への提供は行わず、としたことは評価できる。
しかし一方で、裁判所の令状審査にかからしめたが、問題は、今の裁判所が果たして本来のチェック機能を十分に果たしているかどうかである。
山城事案その他具体的事案を見れば、とうてい人権擁護の立場からチェック機能を果たしているとは言えず、捜査機関の言うがままに令状を発布していると見える。
裁判所は本来のチェック機能を十分に果たすべきである。

…というようなことを約10分ほど説明したが、さすがに記者はうまくまとめるものである。

11月10日付朝日新聞に以下の掲載されている。
記事そのものは朝日新聞でお読みください。

「防犯カメラとプライバシーの問題に詳しい大川一夫弁護士(大阪弁護士会)の話 「共謀罪」は、憲法の保障する思想や表現の自由などを侵害する恐れが高い。宝塚市が、捜査機関に防犯カメラの画像を提供するには裁判所の令状が必要とする条件を設けたのは一歩前進と言える。しかし、裁判所が令状を出している現状をみると、容疑者の人権を侵害しないように、捜査機関をチェックする機能を果たしているのか疑念がある。共謀罪の捜査では、裁判所は令状の発付を慎重に判断してほしい。」


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# by kazuo_okawa | 2017-11-10 17:03 | 司法・ニュースその他 | Trackback | Comments(0)

ミステリファンである。
特に乱歩賞はそれほどハズレがないことから、毎年楽しみしているのだが、今年は何十年かぶりに受賞者なしで寂しい思いをしていた。

すると、朝日新聞11月1日付け記事によれば、今年は何と乱歩賞のみ成らず、小説推理新人賞、横溝正史ミステリ大賞、新潮ミステリなども受賞者なしという。
いやはや知らなんだ!

「突出した個性少なく」という見出しが目につくがおそらくそうなんだろう。
営業政策から、無理矢理、受賞作を作るよりかははるかに良心的である。

記事によれば、応募者は受賞の為の傾向と対策を考えているらしい。
賞を取るための作品など、読者としては読みたくもない。

記事中、今野敏氏の指摘が面白い。
「みんなお行儀が良い。お約束のように最後にどんでん返しを二つ作るとか」

笑ってしまう。
本格ミステリの醍醐味の一つが「結末の意外性」であることは間違いない。
その「結末の意外性」とは。
一番安直なのは、どんでん返しを示してこれで「結末」と思わせて、更に、もう一つ「どんでん返し」という手法である。
アマチュア時代に誰しも思いつく手法である。
或いは、どんでん返しをいくつも続ける。
推理合戦という手法もある。
要するに、それやこれやで、熱心なアマチュアなら誰しも考える手法の代表作が「どんでん二つ」というものなのである。

今野氏の指摘は、まさにその安直手法を指摘しているのである。
仮にも天下の乱歩賞に応募するなら、ミステリとは何かをもっと研究して応募してほしい。

今野氏の指摘に全く同感である。


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# by kazuo_okawa | 2017-11-09 23:18 | ミステリ | Trackback | Comments(0)